春に聴きたいノルウェージャンポップス - No.4(ヌンメルフィーレ)

まだまだもこもこのジャケットが手放せないマイナスのオスロから今日は音楽の話題をお届けします。
今回ご紹介するのは、オスロ出身のNo.4 (ヌンメルフィーレ)。2016年から2年連続で立て続けにアルバムを発表しコンサートも頻繁に行う、いま旬の女性ポップトリオです。この3人、姉妹ではないのですが、例えるならばアメリカの三姉妹ポップロックバンド HAIMからロックの要素を抜いてさらにまろやかにした感じ。ノルウェー語の歌詞がわからなくても温かいハーモニーと力強さに圧倒されること間違いなしなので、たくさんの日本人にもきいてほしい!と私が勝手に願っているいちおしの一組です。昨年秋にリリースしたばかりの"Hva Nå"(英訳でWhat Now)は、ジャジーでポップ、またエレクトロの要素が混ざり合ったまるで春の嵐のような一枚。ドリーミーなイントロからぐっと引き込まれて、あっという間に最後まで聴き終わってしまいますよ。気に入ったらぜひファーストの"Henda i været"も!
昨今、ヨーロッパのみならず世界中からラブコールが止まらないポップシンガー Sigrid(シグリッド)、2014年に来日公演も果たした Highasakite(ハイアズアカイト)、可憐で妖精のようなルックスとダイナミックなパフォーマンスが人気のAurora(オーロラ)など、ノルウェーには英語で作詞を行い、ノルウェー国外でも精力的に活動しているミュージシャンがたくさんいますが、もちろん、ノルウェー語にこだわりをもって歌っている素敵なアーティストも数多くいます。当然のごとく国外ではなかなか露出する機会がないため、どうしてもコアな北欧音楽ファンのあいだでしか話題にならないんですよね。音楽好きとしては、なんとも歯がゆい!そんなわけでBORIOSLOでは"ノルウェー語で歌う"ミュージシャンを今後も紹介していけたらなと思います。
No.4のノルウェー語はとても聞き取りやすいので、ノルウェー語を学習されているかたにもぴったりだと思います。またノルウェー語に全然馴染みのないかたも「こんな音なんだ〜」なんて軽い気持ちで聴いてみてください。個人的にはハッピーでメロディアス、とても心地よいことばだと思うのです。
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